お互いに幸せを噛み締めて。その幸せが永遠に終わることないと信じていた。
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うとうとと、幸せなまどろみから覚めると、そこには見慣れた佐助の寝顔があった。
佐助は、いつもは幸村より早起きで彼が起きる頃には褥から消えている。
自分の目覚める頃に温もりがあることが嬉しくて、佐助をぎゅっと抱き締めた。
女のやわらかい感触に、あれだけ吐き出した後だというのに勃ちあがる体に苦笑を漏らす。
今だ己の体液の残る体に、自身を導く。
寝込みを襲うのは申し訳ないと思うが、佐助が愛しくて、己の全てを受け入れて欲しいと思う心があるせいだから許してくれ。
「佐助……」
熱い息を吐きだしながら名を呼ぶ。
心地良い肉壁に包まれ、幸村は惚然とした。
ここまで、己の理性を奪うのは佐助だけだ。
幸村はゆっくりと動き始めた。
「……ん、あ……んう……!」
佐助は己の体にある異物のせいで目覚めさせる。
「旦那……」
佐助が目を開くと、頬を赤く蒸気させた幸村が熱の篭る瞳で己を見つめていた。
甘い痺れが全身を包んで、動かなくさせる。
咎める気も起きないのは、流石に甘やかせすぎか、と心中で呟くが快楽から逃れられず、佐助は幸村を抱き絞めた。
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結局、二人が部屋から出たのは日も頂上に差し掛かったころ。
何があったか察したような女中が、したり顔で朝と昼兼用の飯を支度する。
佐助は幸村の護衛が仕事なので、彼の側に潜んでいる。
情後の気まずさと恥ずかしさ故か、姿は見せない。
ふふ、と幸村が笑めば、こと、と屋根裏で音がした。
怒っているのだ。
そんな佐助の行動すら愛しかった。
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平和で、満たされる日々だけを二人ともに過ごした。
しかし戦国の世は、そんな時だけを送ることを赦さない。
……二人は戦に赴いた。